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ジュニア俳壇

選者・佐藤清美
2017年3月16日付 上毛新聞掲載 
手のひらに風花しゅんととけていく
前橋城南小5年 今泉 瑠翔
【評】「しゅん」という擬音語がすてきです。手のひらの温度でとけてしまう風花のはかなさを、上手に表現しています。
何着ても風はビュービュー服の中
伊勢崎豊受小5年 金井 まな
【評】ビュービューと風の強い日は、服の中まで風が入ってきて寒い思いをします。「何着ても」とはその通りですね。
朝の登校手と足顔もこおってる
前橋永明小6年 中根 有紀
【評】歩いて登校しているみんなは、冬は本当にたいへん。手も足も寒いし外気にふれる顔はこおってしまったかのよう。
雪が降りかがやく山頂赤城山
前橋原小6年 岩崎 珠奈
【評】雪をかぶったことで山の形がくっきり見えます。日を浴びて山頂輝く赤城山。あらためて美しい山だと気付きます。
しも柱ふめどもふめども音鳴らず
南牧小6年 金田奈雄之
【評】音を楽しむためにしも柱をふみますから、ふんで音がしないしも柱にはがっかり。何度もふんでなおがっかり。
溶けるまで笑っているよ雪だるま
高崎中尾中1年 遠藤 真俊
【評】作ったときは笑顔の雪だるま。ですが溶けてしまうそのときまで雪だるまが笑顔だと思うと、悲しくなってきます。
りんりんと冬の空気がつきぬける
長野原東中3年 佐藤 美天
【評】「りんりん」という言葉で身にしみる冬の空気が思われますが「つきぬける」という言葉で、いっそ清々(すがすが)しくなります。
ゆきぞらに楽しさふえるもっとふれ
前橋粕川小5年 田島 由貴
ながなわで先生もえて三百回
前橋駒形小5年 大河原珠凪
空の音春へのバトン風とおす
前橋城南小5年 石山 立貴
まっしろな11月の雪もどってこい
前橋桃木小5年 大谷 ゆり
日かげの雪足あとつけた通学路
伊勢崎赤堀東小5年 津久井響己
セーターの目立つ季節だ街の中
伊勢崎あずま南小5年 斉藤 光星
帰り道足あとこおっていろんなもよう
沼田白沢小5年 南雲 彩香
せみの子も土の中でお正月
沼田利南東小5年 鈴木 琴里
空を見て春のおとずれ感じている
渋川刀川小5年 川島 凛花
あまいかなきたいしながらみかんむく
榛東南小5年 友松 凉雅
え方まき食べてる方がくちがってた
吉岡明治小5年 松原さつき
気づいたら麦の芽出てる並んでる
前橋下川淵小6年 米山 日葵
雪と灰区別つかないどんど焼き
高崎城山小6年 今村  修
さぁ行くぞカイロを持ってかるた大会
高崎馬庭小6年 上田 陽仁
雪がふり妹外へぼくこたつ
高崎馬庭小6年 槻岡  空
雪だるま子供が笑って作ってる
伊勢崎あずま小6年 吉井 海未
真っ白な雪にいちりん紅梅が
甘楽中1年 池田 真菜
つもってく雪も心の喜びも
みなかみ新治中1年 福井  壮
歩くたび地が音を出す霜柱
伊勢崎境北中2年 秋山実希奈
豆をまき次の朝にはねこがいる
渋川北中2年 茂木 涼羽
初詣願い多くて列つまる
高崎中尾中3年 増田 汐里